鳥取県米子市で振袖・着物のレンタルやクリーニング・着付け教室はきもの永見

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卒業式の袴レンタル、いつまでに選べばいい?早めのご予約がオススメ

卒業式は学生生活の最後を締めくくる一大行事です。

そんな卒業式に袴を着ることをお考え中の学生さんや、その親御さんは多いと思います。

卒業袴コーディネート

しかし、そのうちの大半の方が「準備はいつからすればいいの?」「何を準備したら良いの?」と疑問に思っていらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、卒業式袴のレンタル準備を始めるのに適した時期や、準備が必要なものなどを説明していきます。

卒業式の袴選びはいつ頃始めれば良い?

お店にもよりますが、卒業式袴のレンタル予約が始まるのが卒業式の約1年前の春頃(4月後半~5月)からです。

きもの永見では、早ければ春頃に予約をされる方が来店され始め、ゴールデーンウィーク~夏休み頃に来店される方が多くなってきます。11月頃には予約決定済みの着物・袴が増えてきてご希望の色・柄のものがなくなってしまうこともあります。

早すぎると選びにくい?前年の3月は要注意

早ければ早いほどいい!と思って卒業式の1年以上前に選びに行くのは少し待ったほうが良いでしょう。
特に前年の3月より前に来店すると、その年の卒業式で貸出中のため着物や袴の現物が無いことも多いです。
事前にお店に電話をして袴や着物のレンタルの品揃えがあるかどうかを確認しておくと確実です。

せっかくなら豊富な着物や袴の中から衣装選びをしていきたいですよね

そこで、どのくらいの時期にレンタル品の数が減っていくのか、また選ぶのにちょうどいい時期についてまとめてみました。

袴レンタルの予約状況の例

当店での袴レンタルの予約状況を時期別にまとめてみました。どんな着物・袴がどの時期に予約で埋まりやすいかなどのご参考にどうぞ。

4月頃

まだほとんどの方が予約を入れていないのでお好みの色・柄が決まっていたり、珍しい色の袴(白、茶など)をご希望の場合はこの時期に予約しておけばご安心です。

ただし、まだ前年の袴の方のクリーニングが終わっていない場合もあるのでそこは要注意です。

いきなりお店に行くよりは、事前に電話をして袴や着物のレンタルの品揃えがあるかどうかを確認しておくと確実です

5月~7月前半

予約は少しずつ入り始めていますが、まだまだ着物も袴も枚数の余裕がある時期です。ゴールデーンウィークを過ぎた後はお店も比較的混雑していませんのでゆっくりと袴選びをされたい方は5月後半~6月が狙い目です。

ただし、白や茶の袴や、個性的なデザインの着物などはすでに予約済みでレンタル出来ない場合もあるので要注意。

▲最近人気の白や茶、からし色の袴。当店でも人気商品のため、5月頃には予約で埋まることもあります。

7月後半~9月

夏休みやお盆休みが近づくと、本格的に袴レンタル予約が増えてくる時期です。

特に8月は大学生だけでなく、夏休み中の小学生さんも卒業式袴を見にいらっしゃる時期。

小学生卒業袴レンタル 

そのため日にちや時間帯によっては来店予約自体がいっぱいになり、時間をずらしてもらったり待ち時間が発生する場合も…。袴選びの日時は事前に来店予約をしておくと余裕を持って選べます。

10月~11月

秋頃になると、予約が埋まりはじめ、着物も袴もレンタルの数が少なくなってくる頃です。

 

特に小さいサイズと大きいサイズの袴は通常サイズの袴に比べて数が少ないので、この時期にはレンタル品がなくなってしまう場合もあります。

身長が150cm以下の方や160cm以上の方でまだ袴のレンタルを決めていない方は早めに来店予約をしたほうが良いでしょう。

12月~1月

袴の予約もピークを迎え、人気の色・柄はすでに予約が埋まってしまうことも。

特に刺繍入りの袴はこの時期にはすでに予約が埋まっている場合もあります。柄のある袴を着たい方は12月までには来店するのをおすすめします。

袴コーディネート 赤

▲当店でも人気の高いグラデーション+刺繍の袴。着物に合わせるととても華やかな雰囲気になります。

2月以降

卒業式1ヶ月前ともなるとほとんどの方が袴レンタルの予約を済ませています。ご希望の色や柄、サイズが無いことも想定しておいたほうが良いでしょう。

この時期になると衣装レンタルだけでなく着付けとヘアメイクをされる美容室の予約も取りにくい時期。衣装選びだけでなく、美容室の予約も気をつけておきましょう。

卒業式までに準備しておく事

袴レンタルを決定したとしても、卒業式で袴を着るためには他にも必要な準備があります。卒業式直前になって慌てないように事前に準備しておくべき事項についてまとめました。

①着付けとヘアメイクの予約

卒業式で袴を着るために必要不可欠な着付けとヘアセット・メイク。学校の卒業式の日は同級生の方々で予約が一杯になるため、ひと月前だと予約が受付をお断りしているところもあります。余裕を持って予約するに当たり、着付けをする美容室をどう探すかなどを説明していきます。

美容室はどうやって探せば良い?

・学校の生協などで紹介してもらう

例年袴姿で卒業生が出席している大学は、生協などで着付けのできる美容室を案内していることもあります。

・先輩・同級生に聞いてみる

振袖髪飾り

昨年袴を着た先輩の伝手で美容室を探したり、すでに美容室の予約を決めた同級生に聞いてみるのも一つの手段です。

・行きつけの美容室で予約

スマホ

行きつけの美容室でしたら普段のヘアの雰囲気もわかっているので安心できます。ただし、袴の着付けやヘアセット・メイクを受付していないお店もあるので事前に確認しておきましょう。

美容室を選ぶポイント

・自宅や自宅に近い場所を探す

卒業式当日は着付けの準備などでバタバタするので移動時間はできるだけ少ない方が◎

遠方よりも、移動時間の短い自宅・もしくは卒業式会場に近い位置で探すのをおすすめします。

・着付けが式の開始に間に合うかどうか

せっかくの袴の着付けも、卒業式に間に合うことが大前提。予約を入れる前に、移動時間を含めて式の受付に間に合うかどうかを確認しておきましょう。

②着付け小物を揃える

美容室を決定して、衣装はレンタルで揃えていても、着付け道具が足りなくて当日慌てることになった…というパターンもあります。

そういった「もしも」の状況が起こらないよう、袴の着付けに必要な道具が揃っているかを事前に確認しておきましょう。

美容室に着付けに必要な道具を聞く

袴の着付けに必要な道具は、まずは着付けをしてもらう美容室さんに確認することが一番確実な方法です。

美容師さんの着付け方法によっては使う道具、使わない道具があったり、道具の数もバラつきが出てきます。

TAKAHASHI
事前に道具を揃えても、余分に買ってしまったり、逆に足りないものがあって買い足す必要があると大変ですよね

美容室から必要な道具を確認した後は着付け道具を家から探したり、お店で購入されるかと思います。その際、どんな道具が必要かがわかっておくとスムーズに準備ができます。

一般的に、袴の着付けで必要とされる衣装・道具を写真つきで解説します。

表に見える衣装

表に見える衣装に関しては自分がレンタルしたものが揃っているかどうかの確認が必要です。中には、髪飾りなどヘアスプレーを使う関係上レンタル不可のものもあるので要注意。

①着物…振袖、もしくは二尺袖(にしゃくそで)という普通の着物より少し袖の長い着物に袴を合わせていきます。

②長襦袢…着物の下に着て、表面には衿部分だけ見えます。レンタル品は着物とサイズ感を予め合わせていますが、ご自宅の着物や襦袢をご準備する際は、着物と寸法があっているかをお気をつけ下さい。

③重衿(伊達衿)…長襦袢の衿と着物の間に一色入れる衿です。着物によっては重衿が着物に付属している場合もあります。

④半幅帯…浴衣の帯です。画像のように、着物と袴の間に1~2センチほど見えます。作り帯などのすでに完成している帯はNGです。

⑤袴…袴には、ズボンのような形になっているものとスカートのような形になっているものと2種類ありますが、卒業式で穿かれるのはほぼスカート型です。スカート型のほうがお手洗いなども簡単にできるのが良いところです。

⑥草履 or ブーツ&巾着 or バッグ…履物に編みブーツを選ぶか、草履を選ぶかはお考え次第です。近年は大正ロマン風やモダンにブーツを合わせる方も増えてきました。バッグも履物に合わせて選んで頂くと良いかと思います。

⑦髪飾り…こちらもコーディネート次第ではありますが、振袖と同様、「着物に合わせる」だけにとらわれずにお顔映りと「好き!」という気持ちを大切にお選びいただければと思います。美容室さんと当日の髪型に合わせて相談される方もいらっしゃいます。

着付けに必要な道具の名称・画像

・腰紐

腰紐/着付け道具    

腰紐は美容院さんや着られる方の体型によって多少、本数が変わる可能性があります。5~6本準備していただくと足りるかとは思いますが、着付けしてくださる方に事前に確認して、その本数を準備するようにしましょう。

・伊達締め

腰紐の上から結んで腰紐を安定させる役割があり、複数必要な場合もあります。事前に美容室さんに必要な本数のご確認をお願いします。画像のように素材が違ったり、マジックベルト式のものだったりと様々な種類がありますが、どれもご使用いただけます。

・コーリンベルト

コーリンベルト/着付け道具

両端のクリップで衿を止める道具で、キレイに衿合わせができます。こちらも複数本使う場合がありますので、着付けしてくださる方に事前に確認するのが確実です。

・前板

前板/着付け道具

帯の表面をすっきり整えます。板の幅や大きさは様々で画像のようにベルトがあるタイプとないタイプなどもあります。迷った時はお店の人に袴にはどれがいいか相談するといいでしょう。

・衿芯

衿芯/着付け道具

長襦袢の衿の内側に通して衿元を整えます。

・足袋

草履を履いて出席する場合は足袋が必要になってきます。ブーツを履く時は足袋は不要です。

▼足袋のサイズについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

失敗しない「足袋」の選び方は?着付け講師がお教えします!

・肌着

肌襦袢/着付け道具

長襦袢の下に着る下着です。ワンピースタイプ・セパレートタイプ(上下が分かれたタイプ)どちらでも構いません。

・補正用タオル

補正用にタオルを使う場合、美容室で枚数を指定されることもあります。こちらも確認が必要です。

 

この他にも、美容室によっては必要になってくるものなどがあるかもしれません。事前に打ち合わせをしてから買い足されるのがベストです。

▼着付け道具に関して、こちらの記事でも詳しく解説しています

初めて袴を選ぶ方必見!着付け道具~コーディネートまで

袴選びはお早めに

卒業式の袴レンタルは春頃から予約が入り始め、12月~1月頃には予約決定数がほぼピークに達します。例年ですと、12月頃から受注ストップ(レンタル不可)の商品が出はじめるので、できれば年内に予約を完了させておくことをおすすめします。

卒業式までまだ時間があるし…と思っていても、3月まではあっという間です。さらに近年では好みの袴の予約を押さえておくために4月には動かれていたりと、袴選びを早めにされている方が多いです。

一生に幾度とはない袴姿ですから、満足のいく思い出として残すためにも、卒業式の直前になって準備に慌てる…ということにならないよう気をつけたいですね。

▼袴の選び方や卒業式までの流れについてはこちら

袴の選び方と卒業式までの流れは?袴を選ばれる方必見です

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written by TAKAHASHI

文化学部卒業後、和文化に興味を持ち地元の歴史ある企業・きもの永見で呉服の世界へ。 日々着物のことを学びながら皆様の「分からない」にお答えしていきます。

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