鳥取県米子市で振袖・着物のレンタルやクリーニング・着付け教室はきもの永見

cart
着付け教室 和装小物 浴衣

浴衣の足元、素足?足袋?シーン別ガイド

A.OTA
30年ほど前に購入したお気に入りの浴衣は、今でも着るとテンション爆上がりする きもの永見着付け教室 太田です。

夏祭りが近づく季節になると、自然と浴衣の話題になりますね。

夏、浴衣でお出かけ!となると、多くの方が悩むのが「足元」の問題。「先生、足袋って履くんですか?」と、教室でも本当によく聞かれる質問です。

「浴衣は素足」というイメージも強いですが、マナー違反なんてことは全くありません!今回は、この長年の疑問にスッキリお答えしますね。

結論:浴衣の足元は「TPO」と「あなたの好み」で決まります!

難しく考える必要はなくて、ポイントはこの2つだけ。

  1. どんな場所に行く?(TPO)

  2. どんな風に着こなしたい?(なりたいイメージ)

この視点で考えると、自分にぴったりのスタイルがきっと見つかりますよ。

Case 1:足袋を履いた方が良い場合

【シーン】

  • 目上の方の家へ訪問する時

  • 茶道や華道などのお稽古事

  • 少し改まった食事会や観劇

お座敷に上がる際など、「素足だと、ちょっと失礼かな…?」と感じる場面では、足袋を一枚履くだけで、とても丁寧な印象になります。

【ファッション】

  • 上品で落ち着いた「夏着物風」の着こなしがしたい時

  • 冷房による足先の冷えが気になる時

  • 下駄の鼻緒ずれを防ぎたい時

足袋を履くと、カジュアルな浴衣が「きちんと感」のある装いに変身します。半衿を付けたり、帯を名古屋帯にしたりすると、さらに洗練された印象に仕上がりますよ。

それに、「お店の冷房で足先だけ冷えちゃって…」なんてこと、ありませんか?足袋はそんな時にも頼れる味方。私自身、若い頃に新しい下駄で張り切ってお祭りへ出かけ、足の甲が大変なことになった苦い思い出があります(笑)。足袋は、そんな悲劇からも足を守ってくれるんです。

Case 2:素足がおすすめな場合

【シーン】

  • 夏祭りや花火大会

  • 友人との気軽な集まり

開放的な夏のイベントでは、やっぱり素足の涼やかさがぴったりですよね!

【ファッション】

  • 若々しく、可愛らしい印象にしたい時

  • 夏らしい「抜け感」を演出したい時

  • フットネイルを見せたい時

浴衣本来の気軽さや涼やかさを満喫するなら、素足が一番。ばっちりきめたフットネイルをちらりと見せるのも、夏ならではのおしゃれです。

夏におすすめの足袋と注意点

もし足袋を履くなら、ぜひ夏用の快適なものを選んでほしいです。ここでは、私が特におすすめしたい2種類をご紹介しますね。

【おすすめ①:麻の足袋】 シャリ感のある天然素材で、通気性・吸湿性が抜群。見た目にも涼やかで、本格的ながらも快適な履き心地は、まさに夏にぴったりです。きちんと感を大切にしたい方に、ぜひ試していただきたい一足です。

 

 

【おすすめ②:ストレッチレース足袋】 足元を華やかに彩るレースのデザインが、とにかく可愛い!伸縮性のあるストレッチ素材なので、足に優しくフィットして本当に楽ちんです。ファッション性を重視したい時に最適ですよ。

 

 

夏の着物、半衿にも夏用があるの?浴衣に半衿をしてもいいの?

【ご注意】

冬用の防寒足袋は暑いので避けましょう。それから、これは特に気をつけてほしいのですが、

滑りやすい素材の足袋とツルツルした塗りの下駄の組み合わせは、転倒の恐れがあります。

せっかくのお出かけが残念な思い出にならないように、気をつけてくださいね。

失敗しない「足袋」の選び方は?着付け講師がお教えします!

まとめ:ルールよりも「楽しむ心」を大切に

いかがでしたか?
浴衣の足元に、絶対的な正解はありません。ご自身が「こう着たい!」と思うスタイルを、

自信を持って楽しむことが一番素敵です。

この記事をヒントに、あなたらしい浴衣の着こなしを見つけて、最高の夏をお過ごしくださいね!

CONTACT

TEL0859-39-1234

10:00-19:00/水曜日

この記事を監修した人 A.OTA

きもの永見「美装流着付け教室」講師。 「着物でお出かけしてみたい」そんなあなたのお手伝いを致します。 着付け教室HP https://kimono-nagami.com/school/

ota_akemi_kimono きもの永見チャンネル