
先日、お客様がお仕立された浴衣が出来上がりました。
社員みんなで大盛り上がりで拝見させていただき、そろそろゆかたの季節だと感じます。

ゆかたをお探しの方の参考になればと思います。

ゆかたを仕立てるときの準備などの豆知識も紹介していきますね。
目次
浴衣トータルコーデのしかた
ゆかたをお探しの際、ゆかた単品の色・柄で選ばれる方が多いと思います。
そこにプラスで、一緒にどんな帯や小物を合わせるかを見てみると、より着たときの雰囲気が想像しやすくなりますよ。
全体のコーディネートをゆかたを選ぶ参考にしてみてはいかがでしょうか。
帯で印象を変えてみる
同じゆかたでも、帯を変えるだけでそれぞれ違った雰囲気を演出できます。

▶ピンク系

ピンクの帯を締めると可愛く女性らしい印象に。
寒色の中にピンクが入るので、温かみのある色合いです。
▶イエロー系
次はイエローの帯を締めてみました。
イエローの帯は明るく華やかな印象になって、賑やかなお祭りにぴったりです。
▶パープル系
パープルの帯は他の2本と比べて落ち着いた印象に。
ゆかたを大人っぽく着こなしたい方にオススメです。
三種類の帯を合わせてみましたが、どれもガラリと違った印象になりますよね。
「でも、帯を何種類も揃えるのは大変…」そんな方もご安心ください。
表と裏の色柄が異なる リバーシブル帯 がオススメ!
着用シーンや気分に応じて気軽にゆかたの印象を変える事ができます。
帯〆でアレンジしてみる
#和風館 のセオα浴衣をコーディネートしました!
葉の模様が幾何学的でモダンです。
金魚の帯留めを合わせれば夏らしいアクセントになりますよ🐟🐚#撫松庵 のパンチングの下駄で、足元もお洒落に。#浴衣 #yukata #ゆかた #浴衣コーディネート #きもの永見 pic.twitter.com/uIUBTr232k— きもの永見 / KIMONO NAGAMI (@nagami_5298) June 20, 2020
半巾帯に帯〆や帯飾りをプラスすることでちょっとしたアクセントになります。
他のゆかた姿の方よりワンランク上の装いで、周囲から注目されるかも!
ゆかただけでなく着物にも使える帯〆もありますので、両方で使えるタイプを揃えておくと着用シーンが広がります。
↓こちらに帯〆の種類などについて、詳しい記事が載っています。
半衿をつけて夏着物コーディネート
#撫松庵 のセオαゆかたを夏着物風にコーディネートしました。
セオαの生地はとっても涼しくて肌触りがサラッとしているのが特徴。
ネットに入れて洗濯機で洗えるので気軽に着ていただけますよ。#浴衣 #ゆかた #浴衣コーディネート#浴衣クリーニング pic.twitter.com/xIHoHaM0nl— きもの永見 / KIMONO NAGAMI (@nagami_5298) May 31, 2020
こちらは首元に半衿をのぞかせ、名古屋帯を締めた夏着物…と思いきや、これもゆかたなんです。
足元は写真に写っていませんが、このように半衿つきで着物を着た場合は、足袋を履くと◎。
こちらはゆかたと半巾帯の組み合わせよりも、上品であらたまった着姿になります。
たとえば美術館や博物館、舞台観劇など「きちんと感」のある場所だと「ゆかたに素足の下駄だとカジュアルすぎ…?」とお悩みの方もおられます。
でもせっかくゆかたの時期なのだから、ゆかたを着て行きたいですよね。
そんなときにはこの「なんちゃって夏着物スタイル」がばっちりです。
こういった組み合わせでの鑑賞・観劇スタイルですと普通のゆかたコーディネートよりもあらたまった雰囲気でとても素敵ですね。

正式な夏着物を着る時は夏物の長襦袢を着用しますが、もっと気軽に夏着物風にゆかたを楽しめるアイテムがあります。
それがこちらの 衿付き肌襦袢 です。
半衿が肌襦袢が付いているので、長襦袢を着なくても「長襦袢を着ている風」に見えるんです。
下の写真のように簡単にゆかたを着物風に着ることができます。
NAGAMI WEB SHOP
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ゆかたを着るのに必要な道具

「お祭りやおでかけで浴衣を着たいけれど、何を準備したらいいですか?」
とお問い合わせを頂くことが多いです。
そこで、浴衣を着るにあたって必要なものについて紹介していきますね!
ゆかたを着るのに必要なものリスト
◇浴衣・下駄・半幅帯
まず一番に準備するのは浴衣と半巾帯、下駄です。
ここまでは着た時に外から見える部分なので皆さんご存じだと思います。
何枚も持っていて組み合わせが分からない、帯のコーディネートに悩む…といったお悩みもぜひお気軽にご相談ください。
次は、着付けに必要な着付道具についてもご説明します。
◇腰紐(こしひも) 3~4本
◇コーリンベルト1本

◇前板

◇衿芯

衿芯はゆかたの衿の内側に入れると衿元がきれいな形になります。
特に浴衣の生地がやわらかいもの(例:セオアルファの浴衣など)は何も入れずに着付けをすると衿元がクタっとしてしまいます。
せっかく綺麗に衿合わせをしてもゆかた全体の見栄えがヨレて見えてしまうかもしれません…。
準備しておくと着姿が美しくなるオススメの品です。

こちらはゆかたの下に着用する夏用の和装肌着です。
ゆかたを着る時の必需品と言っても差し支えありません。
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ゆかた用肌着が絶対オススメな理由
「浴衣だけで着ちゃだめなの?」 と思われる方も多いのでは?
ここではゆかたを着るときに「肌着」が絶対オススメな理由を2点、ご紹介します。
①汚れ軽減
「浴衣」という漢字の通り、元々のゆかたは湯上りに着る着物。
その時代はもちろん、一枚で着るのが一般的でした。
ですが現在は、ゆかたを着るシーンといえばむしろ「おでかけ」用の装い。
湯上がりにさらっと羽織るよりも「ここぞ!」という時に着る特別な和装ですよね。
そんな特別な一枚で大切な浴衣が汚れてしまわないよう、ゆかた下という肌着を着るのがエチケットでしょう。
②透け防止
ゆかたは薄い生地が多く透けて見えることが多いです。
特に、白やパステル調のゆかたなどは下に着ている物の色が ほぼ透けます 。
濃い色の浴衣であっても下着のラインがハッキリと出てしまうことがあります。

ゆかた下にもさまざまな種類があります。
ワンピースタイプは上から下まで簡単にカバーでき、ラクで使い勝手が良いです。
もちろん、上下が分かれたセパレートタイプ(肌襦袢・裾よけなど)でもOKです。
▼衿付きのセパレート
「さららビューティー」という夏用肌着は、ワンピースタイプの他にもシャツ・ステテコタイプもありますので、動きやすさを求める方にはオススメのゆかた下です。
▼ワンピースタイプ
▼シャツ・ステテコに別れたタイプ

「肌着は何を選べばいいのか…」
「家にある道具で着付けができるの?」
といった悩み事があればぜひお気軽にお尋ねください。
ひとつひとつ丁寧にお答えさせていただきます!
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着やすさ倍増!オーダーメイトゆかた
「お誂(あつら)えゆかた」とは
よくショッピングモールなどで売られているゆかたはほとんどがそのまま着れる「プレタゆかた」です。
お誂えのゆかたはゆかたの形になる前の反物の状態から選び、マイサイズのゆかたを一から作ることができます。つまり、オーダーメイドで自分のためだけのゆかたができあがります。
自分にピッタリのゆかたでおでかけしたい!という方におススメなのがこの「お誂(あつら)えゆかた」です。
ゆかたをオーダーメイドするメリット
オーダーメイドで浴衣を作るメリットはたくさんあります。
・大きさがぴったりのマイサイズ
・着姿がきれい
・着付けがしやすい
と、仕立て上がりのできあがったゆかたと比べても着やすさは格段に変わってきます。
浴衣をきれいに着るポイントは
手の長さ▶肩裄(かたゆき) 身長▶身丈(みたけ) 腰回り▶身幅(みはば)が大切です。
自分の身体に対して大きすぎても、小さすぎてもキレイに着付けは出来ません。
体型にあったご自分のサイズがあります。
きもの永見ではお客様一人ひとりのサイズをきちんと測って、それに合わせたゆかたができあがりますので、小柄な方や身長の高い方も安心してマイサイズのゆかたを着ることができます。
種類も豊富なので、お探しのゆかたがきっと見つかるはず!
▼ONLINE SHOPでゆかた反物を探す
反物(たんもの)のゆかたもは試着できます!
反物の状態で並んでいますので、「実際に着たイメージがつかめないんじゃ?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
一枚の生地の反物をまるで出来上がったゆかたを着ているように着付けいたします。
実際に着付けをした姿がこちらです。本当にゆかたを着た時と同じように映るのでひろげた時とイメージが違った・・・なんてこともありませんよ。
白い衿を付けて着物風に着ることもできますし、帯のコーディネートもたくさん楽しめます♪
ゆかたのお仕立てをお考えの際は、ぜひ永見で反物ゆかたの着装をお試しください。
▼お誂えゆかたについてはこちら

ぜひお気に入りの一枚を見つけてくださいね♪
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written by TAKAHASHI
文化学部卒業後、和文化に興味を持ち地元の歴史ある企業・きもの永見で呉服の世界へ。 日々着物のことを学びながら皆様の「分からない」にお答えしていきます。