
着付け教室いろいろ
『着付け教室』といっても様々な教室がありますね。大手の教室から個人の教室まで色々と。
着付け教室によっても特徴があります。使用するお道具にも違いがあります。
着物を着るためには、腰紐・伊達〆などを使って着物や長襦袢を着ていくことをが基本ではありますが、他にも便利アイテムがたくさんあります。
着物を着るときに必要な物
今では必ずと言っていいほど使用される【コーリンベルト】も便利アイテムの一つです。
着物を自分で着られるようになりたくて、着付け教室を探そうと思い検索を始めると 教室ごとに【必要なお道具】として買い揃えなければならない… となるとちょっと躊躇してしまう方もあるかもしれません。正直いうと私も以前は昔からの腰紐・伊達〆を使って着物を着れるようにならねばと思い込んでいました。
「昔ながらの手結びにこだわる」という呪文に縛られていた頃です。実際、腰紐・伊達〆を使って着物が着られるようになりました。その時はそれで満足していました。
美装流との出会い
信頼している着物業界の大先輩から「コレを使うと、とっても楽な上に綺麗に着られるのよ。」と教えてもらったことがキッカケで今の道(着付け教室講師)へ進むのでした。
半信半疑で始めた新しいアイテムを使った着付け教室、初めて着たときの感想は「え?これで本当に大丈夫?」と思ったことを今でも覚えています。
締めつけ感がなくあまりに楽すぎて、どこか着崩れしてしまうのでは…。と心配になったほど。(どこも着崩れしませんでしたよ)
時代に合わせて新しい便利なものはドンドン使えばいいじゃない!と、気が付きました。
「これ!いい!すごい!」 知らないなんて 損! 感激しながら着付けを習得し、やがて講師となりました。
感激アイテムをご紹介します。
長襦袢用
衿抜きゴム
衿抜きゴムは予め長襦袢の背中に縫い付けます。手持ちの長襦袢全部に付けてしまうと安心です。(背中心に縫い付けた衿抜きゴムに長襦袢ベルトを通して使います。)
長襦袢ベルト
着物の裾を合わせたら滑り止めを衿先に当て、後ろで交差して前に回して合わせます。(腰に二週しています)
着物ベルト
着物ベルトは胴の一周半の長さがあります。
衿元を整えたら下前をクリップで留め、中のおはしょりを始末してベルトを胴にぐるっと一周半回したところで上前をクリップで留めます。
背中や脇のシワ・たるみも簡単にきれいに始末できます。
帯板
帯板には羽毛の入ったクッションが中央にあり、3ヶ所に滑り止めが付いています。(S~3Lまでサイズがあります)
このクッションが大変良い仕事をしてくれます。帯枕の紐を結んだ後、このクッションの下まで帯枕の紐をしっかり押し込んで下げます。クッションがストッパーの役目をしてくれるので、胸元が苦しくなる元凶の帯枕の紐はずっと下がったままです。同時に帯枕も背中へピッタリと付きます。
さらに 滑り止めがしっかりと着物を押さえてくれるので伊達〆の役目もしてくれます。
クリップも帯結びの時に帯板と帯とを止めながら進みますので両手を放しても緩むことなく安心して帯結びが完成します。
そして、帯を巻いていきます。

着付け教室にお越し頂いて、この便利さ・使い心地の良さを実感して頂きたいと思い ちょっぴりチラ見せさせて頂きました。
・着物を着てみたい。
・着物を着てお出かけしてみたい。
・以前の着付けが苦しかった。
他、きっかけは皆さま色々でも楽しい着物ライフを送っていただく参考にしていただければ…と、思います。
記事を見て頂きありがとうございます。
他にもきもの永見公式HPやきもの永見インスタグラムにも写真や情報を載せておりますので
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