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和文化

家紋のはなし~ルーツを探る~

A.OTA
こんにちは。
人生何が起こるかわからないので無理せず生きようと今のところは思っている、きもの永見の太田です。
しばらくすると忘れているかもしれません。

コロナ禍になってから、非常事態宣言などと半世紀以上生きてきていても生まれて初めての経験でした。

想像をめぐらし、映画のような最悪の事態などを考えると、このまま東京で暮らしている娘と会えぬままに命が尽きてしまったら…。(極端過ぎますが…。)

などと、あらぬことを考えたりする中で、人との繋がりやルーツなどしんみり考えておりました。

ルーツといえば、日本には「家紋」があります。

日本の家紋と似ているものにヨーロッパのエンブレムと呼ばれる紋章があります。

このような家系のルーツを表すものは世界的に見ても他にないようです。

元々、家紋は武家に伝わるものでしたが、明治の世になり一般の人々にも家紋を持つことが許され、庶民の間にも広まります。

明治政府が進める西洋化の波に押され、衣服も欧米のプロトコールに倣って諸外国の代表とのお付き合いが始まるわけですが、一般庶民のほとんどが着物で生活をしていました。

そこで『洋服のブラックフォーマル』に並ぶ最礼装として『和服の黒の五つ紋付』が定められたそうです。

着物の礼装には五ッ紋・三ッ紋・一ッ紋、と入る紋の数があり、紋の数で礼装の格が変わります。

風呂敷にも家紋入りがあります。

この家紋こそがご自分のルーツ そして アイデンティティ(自分が何者か)を 示すものではないでしょうか。

土地柄や風習で地域によって異なりますが、お嫁入の時、山陰では生家の家紋を入れて嫁ぎます。
関西などでは「女紋」といわれる 女性が代々受け継ぐ紋もあるようです。

紋のお話しなので もう一つ、同じ家紋にも「日向」と「陰」があること。

「日向」とは白抜きの紋のことです。

これに対して「陰」と呼ばれる紋は輪郭線で書かれた紋です。

家紋が陰紋のかたは少数派なので、ほとんどの方の家紋は日向紋ですが、家紋か日向紋でも仏具などに陰紋を入れてあったりします。

そしてもう一つ 『丸』『角カク』『輪』など、家紋の外側を囲む枠があります。(枠のない家紋も稀にあります。)

『丸』が多いですが、『隅立角(すみたてかく)』『隅切角(すみきりかく)』『隅入角(すみいりかく)』『雪輪(ゆきわ)』などがあります。

写真右側には『丸に木瓜』というのがありますね。

家によって家紋は同じでも枠が違うことがよくあります。枠も確認しておきましょう。

※ 女性が着物に紋を入れるときは基本的に枠は入れませんが、好みで入れることもあります。

「うちの家紋は○○です。」と、いえる方はホントに少数になっています。

ほとんどの方は家紋を確認していただくのですが、聞いてもわからないという方も実際にいらっしゃいます。

お墓かご仏壇を見て頂くのですが、ここに落とし穴があります。

仏具を参考にされると陰紋になり、その後代々家紋として陰紋が受け継がれてしまうなどということになりかねません。

せっかく調べたご自分のルーツです。間違いたくないですよね。

もし、ご自分のご紋をまだご存じないようでしたらこれを機会に調べてみられてはいかがでしょうか。
なにか再発見、あるかも・・・です。

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written by A.OTA

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