振袖の相場は?衣装から写真まで成人式トータル費用
こんな衣装がいいな~なんて心弾ませながら、心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし気になるのは、成人式にはいくらかかるのか、ということ。
今回は、ちょっと人に聞きにくい、成人式にかかるお金の話をしていきます。
女性は多くの方が振袖を着るので、振袖を用意したり、お支度をする費用などがかかってきますよね。
では具体的に、振袖を用意するときにどんな方法、どれほどの費用がかかるのでしょうか。
振袖準備の方法、費用について徹底解説します!
目次
振袖用意の仕方は?メリット・デメリット
まず、振袖の準備方法には主に3つの方法があります。
購入 ・ レンタル ・ ママ振 という方法です。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあります。
最初から「レンタル」「購入」と決めてしまわずそれぞれの特性を知ったうえで、振袖をどう用意するかを考えると良いですね。
購入
振袖を準備する方法として「購入」という方法があります。
振袖を購入するメリットとしては
◉大学などの卒業式でも着ることができる
…袴を着るときの上の着物として、振袖を着ることができます。
◉友人・親族の結婚式などで着ることができる
…結婚式に着物で出席すると、喜ばれることも多いです。
◉自分の子どもができたとき、着せてあげることができる
…自分が着た振袖を、娘が着てくれるというのは嬉しいものです。
一方で、デメリットとして
◉購入時にまとまった費用がかかってくる
◉クリーニングなどの管理が必要になる
ことなどがありますが、自分の振袖を持っていることでお祝いごとで気軽に着られるというメリットもありますね。
ママ振
ママ振とは、お母様が着た振袖を着る方法です。
ママ振を活用するメリットは
◉新しい振袖を購入するより、安価で用意できる
◉お母様が着た振袖を着ることで、感謝の気持ちを持ったり、思い出を話したりしやすくなる
購入やレンタルでも、同じく感謝の気持ちはあることと思います。
そこにプラスでお母様が着た振袖だと、ご家族さんはことさらに感慨深く思うこともあるのではないでしょうか。
一方で、デメリットとして
◉お母様が着た当時の流行柄であったり、古典柄であることが多い
→お好みに合ったり、古典柄が好きなお嬢様ならむしろメリット!
また、帯揚・帯締などの小物だけでも新調して、コーディネートを見直すのもオススメ。
同じ振袖でありながらガラッと雰囲気を変えることができます。
レンタル
最近増えている方法として、レンタルが挙げられます。
振袖をレンタルするメリットは
◉購入よりも比較的安価に手に入れられる
◉クリーニングなどの後処理が必要ないときが多い
などです。
レンタルの場合、多くは2泊3日程度の期間で振袖を借りることができます。
ただし、レンタル期間はお店ごとに設定している期間が違うこともあります。
例えば、私たちきもの永見では、成人式の10日前~成人式の3日後を目安に、お客様お一人おひとりに合わせて対応させていただいています。
一方で、デメリットとしては
◉再度振袖を着たくなったとき、もう一度レンタルしなければならない
…特に卒業式で着る方は、袴と一緒に再度のレンタルが必要になります。
◉物によっては安っぽく見えてしまうものがある
…レンタルする際には、実際の商品を見て検討するとGOOD。
その都度レンタルの必要があるのは手間ではあります。
しかし逆に言えば、その時々で着たい振袖を借りられるのはメリットにもなります。
卒業式など今後の着る予定も視野に入れつつ、振袖の用意方法を選んでいくと良いでしょう。
準備の方法別 価格平均は?
なんといっても一番気になるのは、やはりお値段のことですよね。
振袖の準備方法別で、価格平均をご説明していきます。
購入 平均20~50万円
振袖を購入すると、かかる金額は 平均で20~50万円 が多いです。
ただし、有名な職人さんが手掛けた振袖や帯になると、100万円を超えるようなものもありますので、ピンからキリまでといった印象です。
きもの永見では、振袖・帯などに加え、ヘアメイクや写真撮影などもセットになった振袖ご購入プランをご用意しています。
▼詳細はコチラから
ママ振 小物3万円~、帯10万円~
ママ振を活かす場合、コーディネートを変えて着る方が多いです。
そのとき、重衿などの小物のみを変えるなら 3万円~ 、帯も変えるなら 10万円~ と金額に幅が出てきます。
また、このコーディネート替えに掛かる金額以外に、お直しの費用が掛かることがあります。
と思っている方も多いと思います。
実際、何も問題なくそのまま着ていただける振袖もあります。
しかし中には、お母様との体型・身長差でサイズに難があったり、保存状態によってシミなどが来ていればお直しが必要になるかもしれません。
保存状態が悪い場合のお直しは、主にクリーングでのシミ抜きや黄変直しになります。
クリーニングにどのくらいの費用がかかるかは、汚れ具合やどこまで落とすのかによって変わってきます。
▼着物のクリーニング、シミ抜きとは?
▼大切な振袖に、安心の撥水加工がおすすめです
サイズ難に関しては、着付けのしかたである程度対応できるものもあります。
呉服屋さんでサイズや状態を一度チェックしてみたり、実際に着てみながらコーディネートを見直してみるのがベストです。
レンタル 平均20~30万円
振袖をレンタルする費用は平均して20~30万円程度です。
レンタルを利用する際には、セットプランが用意されているお店が多いです。
プランの中でお好みやご予算に合わせて、振袖を選んでいくことになります。
選んだ振袖やプランによっては、購入のほうが安価に抑えられる場合もあります。
最近人気の高まっているレンタル振袖ですが、それだけに囚われずに他の方法も選択肢に残しつつ選んでいくと、視野が広がりますね。
また、呉服屋さんの中にはレンタル・購入など複数の方法について相談に乗ってくれるお店もあります。
きもの永見ではどの方法のご相談も承っています。
お気軽にお問い合わせくださいませ!
▼きもの永見振袖プラン
小物も忘れずにチェック
振袖を着るときには、同時に草履バッグや腰紐などの着付け道具、お好みに合わせてショール(白いふわふわなど)も必要になります。
振袖のみの値段は安価だったとしても、小物も含めた値段だと想定より上がっていくことも…。
逆にお持ちの道具をうまく活用することで、費用を抑えられるところもあるでしょう。
振袖を用意するときには小物の値段や、どういった小物が値段に含まれているのかなど、しっかり確認しましょう。
▼振袖を着るために必要な小物一覧
お支度料金を確認する
これまで3つの振袖の準備方法をご紹介してきましたが、いずれの場合でも着付けなどのお支度料金は、しっかりと確認しておくと良いでしょう。
振袖のお支度で必要になるのは①メイク、②ヘアセット、③着付けの3工程です。
それぞれに値段が設定されているのか、ヘアメイクも着付けもセットになった料金なのか、確認しておきましょう。
レンタル振袖などで、借りた店でお支度をする場合でも、ヘアメイク・着付けは別料金というお店もあります。
また、お支度の料金もお店や美容院によってまちまちです。
家・式会場からの距離や実際の料金を比較しながら、お支度場所を選ぶと良いですね。
写真撮影と写真代について
せっかくの晴れ姿、お写真に残しておきたいですよね。
レンタルや購入など、プランに含まれているときもありますが、写真館を別途で予約しなければならないところもあります。
もしお写真撮りを考えておられるなら、振袖選びの際に同時に確認しておくと良いでしょう。
◉写真館の雰囲気は?
◉写真の形態はどういったものが作れるのか?(例えばアルバム、データ、フォトフレームなど)
◉あらかじめアルバムのセットプランなどはあるのか?
といったことが分かれば、検討材料になります。
料金体系は写真館によってまちまちですが、写真単品やプリントだと写真サイズ・枚数(例えば六切り一枚12,000円~)などで料金が規定されています。
HPなどで料金を掲載している写真館が多いので一度調べてみたり、直接お問い合わせなどすると良いですね。
きもの永見では姉妹店「hows Photo studio(ハウスフォトスタジオ)」にて写真撮影を承っています。
一日3組限定の完全予約制のプライベート空間でリラックスしていただきながら写真をお撮りしていきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は人に最も聞きにくい成人式にかかる費用のお話をしました。
一般的に金額面では ママ振<レンタル<購入 と言われがちです。
しかし実は、選ぶ雰囲気や振袖の状態などをトータルで見ると、それぞれ価格の逆転もあり得るのです。
また、お金がかかるのは振袖本体のみではなく、その他小物・当日お支度・写真とあることを覚えておいていただくと、ご予算も考えやすいと思います。
ぜひ参考にしていただきつつ、ご家族皆さまが笑顔になれる素敵な成人式をお迎えくださいね♪
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written by ISHIKURA
歴史学科卒業後、地元の歴史ある企業・きもの永見で呉服の世界へ。 日々着物のことを学びながら皆様の「分からない」にお答えしていきます。