成人式といえば振袖ですが、いつ用意すればいいものなのでしょうか?
どの時期に行けば、振袖が豊富な時に選べるのか。また前撮りや当日着付けの予約など…。
前もって準備が必要なことはいつまでにすればいいのか悩まれる方は多いでしょう。
今回は振袖を用意すべき時期、スケジュールとその理由についてご説明します。
こんな方におすすめの記事です
・着たい柄があるのにまだお店に足を運んでいない方
・振袖はまだ大丈夫と後回しにしている方
・実家に帰省するのは年に数回でお店に行く暇がない方
目次
振袖は早めに用意がおすすめ
結論から申しますと、振袖は早めに準備したほうがいいです。
弊社が実施したアンケートによると約6割の方が成人式の2年前には振袖を選ぶためにお店に足を運んでいるということがわかっています。
このように遅くても1年前の夏までにはほとんどの人が振袖を選ぶためにお店に足を運んでいます。
満足のいく振袖を選ぶためのスケジュール
成人式2年半前の7~8月
この時期からネットやカタログ、店舗で情報収集を始めます。
家にカタログが届いた場合には捨てずによく見てみると良いでしょう。カタログでは振袖だけでなく、小物やヘアアレンジ、メイクも参考になります。自分のお気に入りのコーデを見つけておくと、予約がスムーズに行えます。
さらに多くの振袖レンタル店、呉服屋ではWEBやSNSを使って情報を発信しています。
この投稿をInstagramで見る
成人式2年前の1~3月
1月~3月は前年にレンタルされていた振袖が多数お店に戻ってきます。そのため、この時期が一番豊富にレンタルの振袖が揃っている時期です。
さらに、人気の色柄やお得なレンタル品は2年前のこの時期に早い物順で決まってしまうこともあるので、確実に好きな色やお柄を押さえておきたい方は一度振袖を見に行くのをおすすめします。
成人式1年前の7~8月
昨年発表された新作振袖が予約できる最終チャンスです。もし新作振袖をご希望の場合にはこの時期は逃さないようにしましょう。
また、この時期に振袖を決めておくとその後の前撮り撮影のスケジュールに余裕ができますし、当日の着付けも比較的スムーズに予約ができます。
成人式1年前の1~3月
早期予約特典が終了するのがこの時期です。
せっかくならお得な時期に決めたい!という方はこの時期がラストチャンスになる場合も。
お店の特典などを情報収集しつつ、1年前には決めておくと安心です。
成人式の半年前の8~9月
もし振袖を予約していない人がいればこの時期が最終チャンスです。この時期になるとほとんどのお嬢様の振袖が売れてしまっているため、希望に沿う振袖や着付け時間を選ぶのは難しいでしょう。
当日の着付け・ヘアメイクの予約は地域によっては7、8月頃にはいっぱいになる場合も。また、前撮り撮影も8月~12月は人気の時期ですので希望日時が予約できないこともあります。
混雑する時期は?
混雑する時期は2回あります。
1回目のピークは成人式の2年前の1~3月になります。2回目のピークは成人式の1年前の8~9月です。というのも新作の振袖予約が最終時期になるからです。
振袖は早めに用意すべき3つの理由
なぜ振袖は早めに用意するべきなのでしょうか?振袖を約2年前から用意したほうがいい理由は大きく3つあります。
1、自分の好きな色や柄を選べる
振袖を早めに用意すべき大きな理由としては自分の好きな柄の振袖を選べるという点です。振袖のレンタルや購入を考えている場合には、雑誌やカタログに掲載されているような柄は早めに売り切れてしまうことも少なくありません。
またお店によってラインナップやプランが異なります。豊富な選択肢から自分の希望にあった振袖を希望通りに選ぶためにも早い方がいいのです。
振袖を早めに選ぶことによって、自分の本当に気に入った柄を選ぶことが可能です。
2、前撮り&成人式の予約がスムーズに行える
1年前になってしまうと前撮り、成人式の予約もほとんど埋まってしまい、希望の日時が取れないことがほとんどです。
家族全員が揃う日が選べなかったり、バイトや学校の実習とスケジュールが埋まってしまったり…。帰省したその日の午後しか空いてなくて、撮影後はぐったり…というお嬢様もいらっしゃいました。
成人式の2年前であれば、十分時間がありますし、前撮りや成人式の予約にも余裕があります。早めに予約することで、自分の好きな時期に振袖をレンタル、または着付けてもらうことが可能です。
3、ヘアメイク&小物類の準備に余裕をもてる
実は成人式の美容院は予想以上に混雑するのをご存じでしょうか?成人式を終えた人に話を聞くと、成人式のヘアメイクの予約は大体前年度の6月くらいには予約をいれている人がほとんどです。
振袖に合わせて髪飾りや小物を選ぶため、振袖を選ぶ時期が遅くなればなるほど、成人式に関わる小物の準備も遅れ、美容院等の予約も遅れます。
美容院の予約が遅れると早朝になってしまい、早朝の5時や4時の予約になってしまうことも。美容室によっては早朝料金がかかってしまう場合や、会場近くの美容室が満員で、遠方の美容室しか予約できなかった…ということもあります。
ヘアメイク、小物類の準備に余裕を持つためにも、振袖の早めの余裕が大切です。
「振袖選びは後でいいや」というお嬢様には
成人式ギリギリに振袖を見にいらっしゃるお嬢様の殆どが、着たい振袖のイメージがわからないからという理由がほとんど。
決定するかどうかはさておき、まずはお店で実際に振袖を見てみるのはいかがでしょう?特に着てみたいイメージがなくても、振袖を試着してみて初めて自分に似合う色や好きな柄が見つかった!というパターンもありました。せっかくなら、振袖が豊富な時期に見に行くのがオススメですよ。
振袖を決めた後は?成人式までのスケジュール
では、具体的に成人式までに何をすればいいのかを説明します。
①来店予約&振袖選び
振袖選びは事前に選びに行くお店に事前予約をしておくことをオススメします。
というのも、いざお店に行ったら臨時休業だったり、他の振袖を見に来た方たちで混み合っていて待ち時間が発生したりということもありえます。
②成人式までのスケジュール打ち合わせ
振袖が決まったら、成人式当日の着付け予約や前撮り予約についての説明・確認があります。
後々になると予約が埋まってしまう可能性もありますので「この日は押さえておきたい」という日程があれば、すぐにでも空き情報を確認しお手配させていただきます。
前撮りのご家族写真や、成人式が良いものになるように、全力でお手伝いさせていただきます。
ただ、前撮り日時や当日の着付け予約など、その場でまだ決めきれないこともあるとは思いますので後日ご相談という形をとることもできます。
③前撮り撮影
振袖姿で記念撮影を撮るのも大切なイベントです。
振袖や草履に慣れておくと成人式当日も安心なので、リハーサルをかねて成人式の前に撮ることをおすすめしております。
また、前撮りの時に着付けに必要なもの一式を一度準備しますが、着付け道具は成人式当日も必ず必要になるものなので、成人式当日「あれが足りない!」といった心配も事前に前撮りで確認させていただきますので安心です。
④当日までの準備期間
成人式の約3ヶ月前ぐらいになると、当日の準備期間に入ります。
この期間中に確認しておくべきことは、
・当日着付けの会場の場所
・成人式会場と集合時間
・美容室に持ち込む着物・道具一式
・当日の持ち物
といったこと。何か不足があっても余裕を持って確認しておけば直前に慌てることも少なくなります。
また、振袖をレンタルされている方は早めにお店に取りに行くことをおすすめします。年末年始はお休みを挟むお店がほとんどですので、美容室に持っていきたいのに肝心な振袖が取りにいけない…という事態にならないよう、早めの準備をしておきましょう。
⑤成人式前日・当日の準備
成人式当日は朝から着付けにヘアメイクなどバタバタとするので、忘れ物をしてしまったりすると大慌てです。
前日はしっかりと当日持っていくものを揃えておきましょう。
▼成人式当日に必要なものをこちらの記事にリストアップしています。
一生に一度の成人式は、大事なお嬢様の晴れ舞台。直前になって、慌てて不足の事態になることは避けたいですよね。成人式までに準備をすることはたくさんありますので、余裕を持って振袖選びから始めることをオススメします。
振袖は早めに用意して、自分の満足のいく振袖で成人式に
振袖は早めに用意することで、自分の気に入った柄の振袖を選ぶことができますし、前撮り、成人式の予約もスムーズに行うことができます。予約時間も好きな時間を選ぶことができます。さらに、成人式に関わる小物なども早めに決めることができ、結果的に満足のいく振袖で成人式を過ごすことができるはずです。
早すぎることはありません。振袖は早めに用意して、後悔のない成人式にしてくださいね。
振袖選びの詳しい流れはこちらの記事をどうぞ
ご成人の前撮りに関してはこちらのブログ記事をどうぞ
written by TAKAHASHI
文化学部卒業後、和文化に興味を持ち地元の歴史ある企業・きもの永見で呉服の世界へ。 日々着物のことを学びながら皆様の「分からない」にお答えしていきます。